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六花文庫 書籍紹介


六花文庫は外壁をすべてツタに覆われた建物です。館内では約6.500冊の書籍を保管、一般閲覧に供しています。
貸し出しはしておりませんが、館内にて自由に閲覧していただけます。
すべて「食」の本です。
どんなものがあるのか、ほんの一部ですがご紹介いたします。

 6月入荷のお勧め本


 
望郷の道
北方謙三

昨年の秋まで日本経済新聞に連載されていた北方謙三の長編小説。曾祖父母をモデルにした著者のルーツともいえる部分を書いた本書。饅頭、キャラメル、羊羹、ドロップ。限られた中でのものづくりの原風景が書かれています。砂糖があれば、もっといい小豆があれば。その願いは今も昔も変わりません。おいしい菓子を作りたい一心で職人は動きます。九州から台湾に渡る情熱を上下巻でたっぷりご賞味下さい
英語で日本料理
講談社バイリンガルブックス

1997年に出版された本書ですが、第19刷までを数えるロングセラー。左ページに日本語、右ページには英語でレシピが書かれています。レシピそのものも難しくなく簡単にまとめてくれています。ホームスティなどはもちろんですが、英語のお勉強にも一役買ってくれそうです。こんな言い回しになるのかあ、と面白く読めます。ちなみに「手巻きずし」はなんと表現すると思いますか?「Do-It-Yourself Sushi Rolls」だそうです。



●その他の今月入荷本●

ロシア文学の食卓 沼野恭子
野菜だより 高山なおみ
おかずとご飯の本 高山なおみ
語り継ぐお菓子たち 藤野真紀子
日本のかくれ味 向笠千恵子
洋菓子の経営学 森元伸枝
米子の畑を食べる 境野米子



 季節のお勧め本

7月4日に六花文庫にて<食>の朗読会が開かれます。
今回は夏の朗読ということで、夏らしいものを朗読いたします。
その中から2冊をご紹介します。


人生の特別な一瞬
長田弘


詩人の長田弘さんによる詩文集です。前回、春の朗読で「石垣りん詩集」から朗読された吉井かなさんが、夏では長田弘さんの詩と散文を読まれます。長田弘さんといえば、「食卓一期一会」もありますよね。六花文庫では非常に人気のある1冊です。この2冊の中から数編を選んでお届けいたします。

おとなの味
平松洋子

フードジャーナリストの平松洋子さん。とても読みやすいやさしい文章ですが、大事な大事な根っこの部分を書いている方です。六花文庫にもたくさん揃っています。本書「おとなの味」からはまえがきにあたる「わたしの味」を盆城正枝さんが朗読されます。夏を思い出す感覚です。



●<食>の朗読会 7月4日(土) 夏の朗読を開きます●


 担当者のちょっとお勧め本

担当者が独断と偏見によって、みなさんに紹介したい本を選びます。もちろん全て六花文庫にある本ですので、ぜひ手にとってご覧くださいませ。

「なぜこの本が六花文庫にあるのですか?」タイトルからパッと食を連想できないもの。一読、食に関係なさそうに見えるもの。そういう本たちはたまに皆様から存在を不思議がられます。よく聞かれる2冊をご紹介します。


王国 その1
よしも
とばなな


よしもとばななさんで「食」といえば、やはり「キッチン」。台所もそうですが、カツ丼を届けにいく大事な場面があります。カツ丼の強さを感じます。では、本書はなぜでしょうか。小さな男の子が飼っていた鳥の行方を占って欲しいと、やってくる場面です。その男の子はお礼におじいちゃんの北海道土産であるホワイトチョコレートを1枚差し出します。「まだ食べてません」と言って綺麗な1枚を。
そして「そこには素朴な花の絵が描いてあった」のです。もうおわかりですよね?

ティファニーで朝食を
トルーマン・カポーティ

タイトルに「朝食」と出てくるものの、そんな場面は出てきません。映画とは違いますね。もちろん「食」はあります。主人公がホリーに小説を読み聞かせるシーン。ホリーがご所望なのが、りんごとウイスキーです。「ウイスキーとりんごって合うのよ。一杯いただけないかしら、ダーリン」シャンパンといちごの組み合わせではありません。時代や「らしさ」が感じられます。
表題小説以外にも他3編が収載されており「クリスマスの思い出」にはクリスマスの食卓も書かれています。




六花文庫でのイベントのご紹介もご覧ください。

<食>の朗読会
ブックバザール



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